とうとうと

とうとうと過ぎる日々にとうとうついていけない思考を取りまとめる

早朝7時半、アメリカのマックで。

早朝7時半のマックに足の悪い黒人のおじさんがいました。

 
 
その人は注文していないのか、
もう食べきって全部ゴミ箱に捨てたのか
テーブルの上には何もなくて、
でもテーブルには座り続けています。
 
店員さんは特に気にとめる様子もなく他のお客さんの接客をしています。
 
8時を過ぎた頃でしょうか、ある一人のマックの関係者のおばさん(店員さんの上司のよう)が来て
その黒人のおじさんが座っている席を『バンッ』と叩いて注意しました。
 
アメリカでは接客に対する態度も個人主義なのかと感心しました。
 
おばさんは部下である店員さんにおじさんを追い払うようには言ってないみたい。
 
座るおじさんと、
注意するおばさんと、
気にしない店員さん、
なんか自由の国だと本当に思いました。
 
これは想像だけど
座るおじさんは足が悪いし早朝のピッツバーグはこの時期でも寒いからという個人的な理由で、
注意するおばさんは自分が責任を持っているお店の秩序を守りたいという個人的な理由で
気にしない店員さんはそんなに混んでいる時間でもないし、
席はたくさん余っているしという哀れみにも近い個人的な理由で、
 
それぞれに考えを持って行動を選択しているんだろうなと感じました。
 
日本にいるとお金を払わずに座ることは気がひけることだと思うし
注意するなら部下にもそう言って対応を統一しなさいと指導するし
部下も規則ですからと言ってそうする人が多いと思うし、
なんて統率の取れた国、日本!
見えない何かに従っている、
多分「和」と言われるようなものだと思いますが、
 
でもそれはトップの感情や気分に合わせて変化し、
部下はそれに従うのが当たり前で、
権力を持たない大多数の人が思考停止と言われても仕方がないと思いました。
ミクロとマクロの差はあると思いますが。
 
日本は資本主義民主主義と言いつつも、
実は強い立場にいる人の統率に寄っている独裁国家なのかもと思ってしまいました。
 
なにも考えなくていいのは楽チンなことだし、
平和ボケといえば聞こえはいいのだけど
なんだか違和感を感じてしまうなぁ。
 
考えても発信しなければそれは意味を持たないことのほうが多い気もするし。
 
でもアラブの石油王の妻になって夫の庇護下で多くを考えずに生きれるのは楽チンそう。とか
せっかく使えば光る脳みそがあるんなら考えたほうがお得な気がする、とか相反した考えの私もいる。
 
んーでも考えていないように見える人ほどハッピーにも見えてしまうもので、
人の内面はなかなか覗けないからなんとも言えないんだけど、
それぞれなにかと考えることはあるんだろうけど
もっと考えろよって思ってしまうこともあるけど、
そんなの見た目の判断でしかないし、
もしかしたら、コンビニの募金箱を見るとつい募金しちゃう人かもしれないし、
 
うん、
 
考えずに済むことは幸せなことなのかもしれない、
でもそれは知らないうちに自分の選択肢を狭めているかもしれない
でも選択肢は多いからいいとも思わない、
 
んんんーーー、最近これだっ!ていう納得のいく考えに
なかなか会えないことが多くて、もやもやしっぱなしですね
 
 
 
というかマック行っちゃった・・・後悔。
はぁ、大きなものにはかなわないというか屈してしまう悔しい
力が欲しいなぁ