バイカル湖でダイビングしました。
ロシアはイルクーツク、リストビャンカという町に来ています。
バイカル湖の拠点として有名な町ですね。赤ピンのところ。
今日は朝9時からダイビングです!
5分遅れてしまったけど、けっこうこじんまりしたところで9時からの客は私一人でなんの問題もなかったです。
オープンウォーターのライセンスははるか昔にとっていましたが全く覚えていない。
ほぼ初心者みたいな感じです。
丁寧に教えてくれたので記憶の糸を手繰りよせてなんとかドライスーツを着、マスクまで装着。
足のフィンはおじさんがつけてくれました。
湖の浅瀬から歩いて水深を深めていきます。
いよいよ潜るぞーってとこで頭つけた瞬間にドライスーツの首から水が入ってきました。
冷たっ!
何も言わずに潜水開始デス。
おじさんがぐんぐん潜ってくので水深が深まるのが早すぎて耳抜きおいつかねー!
という瞬間もありましたがとてもよかった。
正直、魚はほぼいません!
バイカル湖の固有種の生き物がとてもたくさんと、
ごくたまに褐色の魚が泳いでいるくらい。
南国のカラフルな海とはまったく違う、
セピアでノスタルジーな水底です。想像力が掻き立てられます。
水はかなり透明です。
どんどん潜るとひとまず底に到達。
バイカル湖の底に触れたのかと思うと感慨深みがあります。
たまに沈んだ昔のお店の看板や船などあります。
でもまだまだ底は深くて、最大水深は1741メートル、
現在進行形で深くなっているそうな。
1.7キロも深さがあるなんてピンとこなすぎですね。
そして世界で最も古くから存在する古代湖と言われているそうです!
詳しくはウィキペディアさんが色々教えてくれます。
水中あるあるで一体自分がどこにいるのか分からなくなりますがおじさんがいるので大丈夫。
ダイビングしたことある人なら分かると思うんですが水中ならではのこの圧力、とても心地いいです。
下手したら命の危険もあるはずなのにとても安心感があって心が落ち着きます。
お母さんのお腹の中にいた時はこんな感じだったのかなあ、など考えてしまいますね。
潜ること40分。
地上へ帰ってきました。
この時点で冷えはピークを越え、まじトイレ行きたいとしか思っていませんでしたが
グッドダイビングだと褒められたのでなんの問題もないです。
ダイブブック持ってないかと聞かれたので
持ってくりゃよかったと後悔の嵐です。
そういえばそんなものあったな・・・。
水中の写真は無いです。GoProでも持ってたらなと思った最初です。
ドライスーツをシャイナとおじさん、二人掛かりで脱がせてくれます。
そしておじさんが
[Sit... Wetty… ]と発したことにより、
ドライスーツはやはりドライで着るのが正解だと判明しました。
寒かったでしょうとシャイナが入れてくれた紅茶が沁みました。
お菓子もある。
このお菓子、ロシアだと甘味がこんなにいらんわってくらい袋詰めにされてお店で並んでるんですが、色々もらったり買ったりした中で一番美味しかった。
温まるからとウォッカもショットグラスに注いでくれました。
レモンをかじって口直しです。
なんだかとてもロシア。
そしてなんとシャイナ、ここのスタッフではなくモスクワに住んでいるけど
バイカル湖ダイビングにハマってしまって
また来ちゃったツーリストらしいです。
通訳で手伝いながらダイビングのライセンスを取るべく滞在しているんだそう。
モスクワのオススメの観光地も教えてくれました。
また来れるなら来たいなぁ。
そしてゲストハウスに荷物を取りに戻ったら
オーナーさんが寒いだろうからシャワー浴びていきなよと言ってくれました。
もうチェックアウトしてるのに・・・。
やさしいなぁ。
お言葉に甘えます。
そしてイルクーツクに戻るっぽいバスに乗ります。
来たときにと同じバス停に向かうと今まさに出ようとしているバンが。
乗り込みます。
帰りは荷物代無しの120ルーブルでした。テキトーかよ。
行きも同じバンに乗ってた老夫婦がいて彼女はバス停まで行くんだと伝えてくれます。
ありがとうございます。
旦那さんは英語が少し話せて「君が眠りこけてフラフラしてたのを覚えてるよ」とわざわざ教えてくれました。
ありがとうございます。少なからずイルクーツクには傷跡を残せました。
イルクーツクに着いたので24時間のファーストフードのお店でキャロットサラダと水餃子っぽいものをオーダーします。
どっちも想像してたよりずっと美味しくてびっくりしました。
水餃子にはサワークリームぽいものが入ってるんですが、スープの塩味と酸味が絶妙にマッチしてて美味しかった。
キャロットサラダも黒胡椒が効いてて美味。
びっくりでした。
そしてこのあと4日間の鉄道旅に備えて買い出しです。
アーモンドとりんごとトマトとカップ麺。
これからは電車に乗ってモスクワにいきます。
まずはイルクーツクの駅まで行かなくては、ということで行き方を尋ねます。
おじさんがこの先のバス停の1〜5のバスに乗ればつけると言ったので
1のバスに乗り込みます。
でも行きは外の景色が全く見えなかったのではたして駅に向かえているのか不安になる。
そのバスはなんだかみんな冷ややかで
このバスは駅に着くか聞いたら最初の人は無視からの、
次の二人組の男の子はなんかニヤニヤしてはっきりしないまま首をふるし
他の人はそっぽ向いてるので雰囲気に希望が持てず降りちゃいました。
降りたバス停で家族っぽい一行の娘に聞いたら、わざわざグーグル翻訳で
「私達もその駅を通るので一緒に行きましょう」と伝えてくれます。
優しい、ありがとうございます。
人による、本当に人による。
そして駅に到着!
窓口にならんでチケットを発券します。
そしてここで言われて気づいたのですが、
出発18:58とかかれているものの、これはモスクワタイムでイルクーツクからだと23:58とのこと!
5時間待ちです。
一国で5時間も時差あるとか何事って感じですよね。
縦に長い日本は勝ち組です。
待ってる間サブウェイに行きました。チェーンの安心感。
ここにおしゃべりな親子がいてモスクワのオススメを教えてくれます。
そしてなぜか日本にいる友達に渡してほしいというタバコと名刺を預かりました。
帰るの9月末だよと言ったけど構わないらしいです。
そうこうしてるうちに電車の時間がやってきます。
チャンにも久しぶりに再会しました。同じ列車に乗るみたい。
終