とうとうと

とうとうと過ぎる日々にとうとうついていけない思考を取りまとめる

シベリア鉄道のほほん旅 イルクーツク〜モスクワ

こちらこの旅大本命のイルクーツク→モスクワのシベリア鉄道です。
 
 
3泊4日の暇旅の始まりです!
コンパートメントは中国からモンゴルの国境を超えた寝台列車よりだいぶ綺麗。
 
初日の同じコンパートメントはロシア人の母娘と寡黙なおじさん。私はおじさんの上の段です。
 
電車に乗り込み早々、りんごと思って買った果物がネクタリンでショックを受ける私です。
どうりで安かったわけだ。
 

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夜の12時に乗り込んだので乗ったらすぐ就寝準備です。
と思いきや、
 
 
ロシア人母娘がビスケットにマシュマロ乗っけてチョコでコーティングした謎の甘いお菓子をくれました。
そしてごそごそとパンとチーズとベーコンを出すお母さん。
え、もうこんな時間だよ?
まさか、まさか、と思ったら
サンドイッチが出来上がっていました。
 
歯磨きしに行こうと下に降りたら作りたてを差し出してくれるお母さん。
いただきます。背徳感も手伝って美味しかった。
 
食べて歯を磨いてそして寝る。
 
 
翌朝2日目、時差と明るさとうまく付き合えなくて
寝たり起きたりを繰り返す私。北に近すぎて日が長いのです。夜遅くてもずっと明るい。
その日は車窓からの景色を眺めたり本を読んだりで過ごしました。

 

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そして時間も分からないけど、3日目に差しかかろうというタイミングで目を覚ますと、母娘は電車を降りていなくなっていました。
背徳感サンドイッチをありがとう。
 

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こんなに広い土地の名前が分からないような駅でも確かに人は暮らしてるよね、自分の知らない世界の広がりに考えを及ばそうとしましたが、果てしなさしかわからなかった。
 
 
 
 
そして、バイカル湖で買っていた干し魚を食べます。
塩味強目だけど冷や汁に細かく裂いて入れると合いそう。
 
母の冷や汁は美味しかったなーなどと思います。
 
同じ車両に5分に一回くらい「ぅうあ〜〜〜〜」とシャウトしながら車内をかけぬけていく幼児男子がいます。
そしてパパに捕獲される。っていうのが1セットです。
静かな時はだいたい寝てるとき。和やかでニコニコしちゃう。
心に余裕がありすぎてまったくなんにもイライラしない、穏やかです。
オフライン最高だと思った。
 
 
途中停まった駅でアイスを買って食べます。停車した駅では物売のおばさんいて色々買えます。

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本を読み、気づけば夜でまた寝ます。
 

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朝、寡黙なおじさんとカップ麺を食べていたら新たな乗客がやってきました。
ファンキーな見た目の兄ちゃん二人。
見た目はちょっと怖いけどお菓子をくれるのでいい人認定です。
 

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二人で一緒にドラマ見てる、体育座りしてるのかわいいな。
タバコを吸って他のコンパートメントの人が苦情を言いに来ていた。
ワルだ・・・。
 
そして、何度も一緒にカップ麺を食べた寡黙なおじさんが降りて行ってしまう。
 

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この日は外に雪っぽいものがちらついていました。
 
ロシアはとても綺麗な国です。
物価も日本と一緒くらい。時差ぼけもだいぶマシになってきました。 
 

 

おやつの時間くらいに食べ物を広げるファンキー二人。
本も読み終わっちゃたし、パソコンを広げてブログを書いてたら
降りてこいよ、一緒に食おうぜ、みたいなことを言ってくれます。
 
甘んじます。
生のネギにベジー(ベジーってなんだろう?)、ゆで卵、手作りっぽいソーセージパンに卵サラダ入りのピロシキ、紅茶パックにコンデンスミルクを注いだロシア式のチャイなど。
 
おやつにはジャム入りのパイとミルクパイ。色々たくさん食べさせてもらいました。
 
モスクワまで一晩しかないのにこの量は多いでしょうという量。
でもロシアのおうちごはんは貴重な経験でした。
 

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そして始まる息子自慢、奥さん自慢、彼女自慢、負けずに彼氏自慢。
 
やっぱり日本に置いてきたの?みたいな聞かれ方をする。
彼は彼でやりたいことがあるねんと言いたいけれど、私はスパシバしか言えないので歯がゆいですね。
 
 
夕方くらいに新たな乗客の青年が乗ってきてみんなで色々お話。その青年は軍隊に所属しているらしい、イケメン。
 
そうこうするうちにモスクワについてました。

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ロシア人の気さくさに触れられた3泊4日の旅でした。
とりあえずシャワー浴びたいですね。